本格ローディへの道

ロードバイクにハマっているポタリングローディ『KASK(´・ω・`)』 が初心者ローディ脱却を目指すブログ。

UCIロード世界選手権2018男子エリート展望

昨日サガンのコメントも紹介したロード世界選手権2018の男子エリートについて。

 

今年はオーストリアインスブルックで開催。

何と山岳の周回コースで、獲得標高は驚異の4670m!

 

改めてコースの高度マップがこちら。

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これは酷い…。

周回コースに登場する山岳は、Cyclistによると7.9㎞で平均勾配が5.4%とのこと。

単体で見ればそれほど大したことはないけど、これを7周回登って更に最後に激坂となると、相当に厳しい。

 

似たようなコースレイアウトはこれまであまり見た事がないが、ワンデーレースで敢えてあげるなら、2016年のイル・ロンバルディアか。

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こちらは獲得標高約4400mで、今年の世界選とかなり近い水準かつ、2級レベルの山岳を繰り返す辺りも似ている。

これよりも更にワンランクきついと考えたほうが良いだろう。

 

この時のロンバルディアの上位10人は以下の通り。

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チャベス Twitter

1位 エステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・バイクエクスチェンジ)  6h26’36”
2位 ディエゴ・ローザ(イタリア、アスタナ)
3位 リゴベルト・ウラン(コロンビア、キャノンデール・ドラパック)
4位 ロメン・バルデ(フランス、AG2Rラモンディアール)            +06”
5位 ダヴィデ・ヴィッレッラ(イタリア、キャノンデール・ドラパック)    +1’19”
6位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)           +1’24”
7位 ロベルト・ヘーシンク(オランダ、ロットNLユンボ
8位 ワレン・バーギル(フランス、ジャイアント・アルペシン)
9位 アレッサンドロ・デマルキ(イタリア、BMCレーシング)
10位 ピエール・ラトゥール(フランス、AG2Rラモンディアール)

 

やはりクライマーが多い。パンチャーは皆無。

 

登坂力のある選手を多く揃えている国が圧倒的に有利だろう。そうなると、フランス、コロンビア、スペイン、イタリア辺りが国別で本命になる。

フランスはまだメンバー発表されていない?

他はこんな感じ。

 

コロンビア

Nairo Quintana (Movistar)
Winner Anacona (Movistar)
Daniel Felipe Martínez (EF Education First- Drapac)
Rigoberto Urán (EF Education First-Drapac)
Miguel Ángel López (Astana)
Sergio Luis Henao (Team Sky)
Sebastián Henao (Team Sky)
Rodrigo Contreras (EPM)

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ウラン Twitter

凄い面子。誰がエースなのかね?

キンタナはアップダウン系よりは登坂距離の長い登りのイメージなので、ウランがエースのほうが良さそう。

 

スペイン

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バルベルデ Twitter

Alejandro Valverde (Movistar)
Mikel Landa (Movistar)
Rubén Fernández (Movistar)
Marc Soler (Movistar)
Jonathan Castroviejo (Team Sky)
David de la Cruz (Team Sky)
Pello Bilbao (Astana)
Omar Fraile (Astana)
Jesús Herrada (Cofidis)
Ion Izagirre (Bahrain-Merida)
Enric Mas (Quick-Step Floors)
Lluis Mas (Caja Rural-Seguros RGA)
Mikel Nieve (Mitchelton-Scott)

 

こちらも強力な布陣。

世界選手権シルバーブロンズコレクターのバ師匠がエース?ランダは間に合うのかね?

今年ブレイクしたソレルやマスもいて、前待ちそのまま逃げ切り作戦も十分に可能。

 

イタリア

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ニバリ Twitter

Vincenzo Nibali (Bahrain-Merida)
Franco Pellizotti (Bahrain-Merida)
Giovanni Visconti (Bahrain-Merida).
Domenico Pozzovivo (Bahrain-Merida)
Fabio Aru (EAE Team Emirates)
Damiano Caruso (BMC)
Alessandro De Marchi (BMC)
Gianni Moscon (Team Sky)
Gianluca Brambilla (Trek-Segafredo)
Dario Cataldo (Astana)
Davide Formolo (Bora-Hansgrohe)

 

これまた反則の布陣。

イタリアはニバリが絶対的エースとして明確な点が強みだね。

 

(追記)

ニバリさん、本調子じゃ無いのか、モスコンの気を引き締める為なのか、エースの座をモスコンに譲るとコメント。

モスコンも実力的には十分有力だけど、本当の所はどうなのかね?

 

 

 

フランスはアラフィリップ、バルデ、バルギル辺りがメインだろう。

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アラフィリップ Twitter

そしてイギリスはアダム&サイモンのイェーツ兄弟がエース。

 

しかしこの面子を見て思ったのは、スペイン、コロンビアはエースを固めきれない中で纏まれるかね?

フランスは去年アラフィリップ単独エースでしっかりまとまっていたけど、今年はバルデがいるので難しいところ。

 

となるとチームワークの面でニバリ、イェーツ兄弟が優位な気がするね。ただニバリは調子どうなのかね?

 (追記)

 モスコンがエースだとどうなの?

 

 

考えれば考える程、サガンの4連覇は無理な気がしてきた…。

 

もしかしてプロトンは牽制が入りすぎて、逃げ集団からアルカンシェルが生まれるのでは?

 

逃げ集団に上手く潜り込んだクビアトコウスキー辺りが最後のスプリントで勝っちゃうとか?

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クビアトコウスキー Twitter